さんこう

さんこう
I
さんこう【三光】
(1)太陽・月・星のこと。
(2)「三光鳥」に同じ。 また, 飼い鶯(ウグイス)。
(3)茶道で, 水指(ミズサシ)の前に置いた茶入れ・茶碗(チヤワン)の姿。
II
さんこう【三公】
(1)中国の官制で, 臣下として最高位にある三つの官職。 周は太師・太傅(タイフ)・太保を, 前漢は丞相(大司徒)・太尉(大司馬)・御史大夫(大司空)を, 後漢から唐までは多く太尉・司徒・司空を置いたが, 次第に空名化した。 三槐(サンカイ)。
(2)日本で, 太政大臣・左大臣・右大臣, または左大臣・右大臣・内大臣の総称。
III
さんこう【三后】
太皇太后・皇太后・皇后の総称。 三宮(サングウ)。
IV
さんこう【三孝】
三種の孝行。
(1)〔礼記(祭義)〕
親を尊ぶこと, 親をはずかしめないこと, 親を養うこと。
(2)〔礼記(祭義)〕
親を養うこと, 親の喪に服すこと, 親をまつること。
(3)〔孝経〕
親に仕え, 君に仕え, 身を立てること。
V
さんこう【三更】
五更の第三。 また, 子(ネ)の刻。 丙夜。
VI
さんこう【三皇】
古代中国の伝説上の三人の皇帝。 伏羲(フツキ)・神農・女媧(ジヨカ)。 また, 天皇(テンコウ)・地皇・人皇などとも。
VII
さんこう【三綱】
儒教で, 人間として守るべき, 君臣・父子・夫婦の秩序。

「~五常」

さんごう(三綱)
VIII
さんこう【三考】
よくよく考えること。

「再思~する」

IX
さんこう【三行】
親になすべき三つのおこない。 孝養と葬礼と祭事をいう。 また, 父母に孝, 賢良に友, 師長に順の三つの重んずべきおこないをいう。 三道。
X
さんこう【参候】
高貴な人のもとに参上し, 御機嫌をうかがうこと。

「忠盛に知られずして, ひそかに~の条, 力及ばざる次第なり/平家 1」

XI
さんこう【参向】
高位の人の所へ出向くこと。

「至急に御所へ~せしに/近世紀聞(延房)」

XII
さんこう【参考】
(1)考えをまとめたり, 物事を決める際に, 手がかりや助けとすること。 また, その材料。

「前例を~にする」

(2)種々の資料などを利用し, 考えること。 また, その資料。

「ご~までに」「欧米の書籍を広く~する時間を要する/社会百面相(魯庵)」

XIII
さんこう【山行】
(1)山歩き。 山遊び。 登山。

「奥穂高~」

(2)山を越えて旅をすること。
XIV
さんこう【散光】
平滑でない面や浮遊している微粒子などに当たって四方に散らされた光。 また, 曇り空の光やすりガラスを通った光のように, 光の方向が一定でなく影のできない光。
散乱
XV
さんこう【鑽孔】
(1)穴をあけること。

「~機」

(2)コンピューターで, カードや紙テープに穴をあけてデータを記録すること。 穿孔(センコウ)。 パンチ。

Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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